小さな日常に、楽しいこと、嬉しいことが詰まっている
「花と緑 ののいち椿まつり」に参加したことがはじまり。
「椿」に関わるものをつくってもらったり、集めたりし、
それらを販売したところ、好評でとても楽しかったことから
継続して活動していきたいと思ったそう。
ものづくりが大好きで、手芸が趣味の人たち。
ずっと作っているけれど、作っても特に売るわけでもなく
それでも材料費がかかってくる。
そんな現実をたくさん見てきた代表の波能さんは、
その人たちの、やりがいや喜びになるのであればと
現在では「椿」に関連しなくてもOKと方針を変えて
メンバーを集め、手作りの小物などを販売しています。
作り手さんたちには、イベントがあるたびに声をかけており、
2ヶ月に1回程度、反省会(お茶会)を実施。
「次、何をつくるのか?」みんなで考える時間も設けています。
小さな日常に、楽しいこと、嬉しいことが詰まっています。
愛のないところに繁栄はない
波能さんが運営する「カフェしあわせ」の庭に咲く
バラとラベンダーでポプリをつくったとき、
仲間みんなで「ポプリの袋」をつくったこと。
椿まつりで、小学校の男の子に「イケメンやじ~」と
会話しながら販売していたら、
翌日に友達の誕生日にあげたいからと再び買いに来てくれたこと。
イベントで隣のお店と、「どう?」という、
自然と生まれるかかわりを通して
新しいつながりができていくこと。
活動がうまくいかず、心細い時、
市民協働課の担当職員に助けられたことがあり、
市民協働という感覚が生まれた、と波能さんは言います。
市民と行政の強みと弱み。
それぞれを補う合う関係性を築き、
同じ目的に向かうことができる職員に出会えることは、とても素敵ですね。
「愛のないところに反映はない。」という信念を持って
ずっと生きているという波能さん。
隣人を笑顔にしていく、笑顔の伝道師です。
周りに与え続けてきた愛が、また、つながっていきそうです。
●椿にかかわる手作り小物販売など
●代表:波能外美
●お問合せ
【Tel】 080−3048ー9844
【ライター:高橋 美乃梨/撮影:川崎 麻美】