野良猫を殺傷することなく減らすためにできる事
近所に野良猫が多く、猫が好きで可愛いなと感じている一方、
発情期の喧嘩音や、糞尿被害、猫屋敷に悩む町内(本町1丁目)の方が多くいたことを知り、自分ができることをやろうと団体を設立。
はじめは、5匹ほどを捕獲し個人で活動をしていましたが、大きな活動にしていこうと“小さな命を守るボランティア団体”としてスタートしました。
野良猫は、手術をせずに放っておくと、どんどん増えていくという。
野良猫を殺傷することなく確実に減らして行く方法として、
1:Trap 捕まえて
2:Neuter 避妊・去勢手術施し
3:Return 元の場所へと戻す
という流れがあります。
しかしながら戻した後、給餌やトイレの設置までの「Management 管理する」ことが今解決しなければいけない地域の課題だという。
猫が現れる場所で糞尿被害に困っているところであれば、花壇や道路沿いにトイレを設置する自治体もあるそう。
また、保護した猫の里親探しもしています。
子猫は譲渡率が高いそうですが、大人の猫に里親が決まって、幸せに暮らしているという報告を聞くととても嬉しいと話す中野さん。
猫が嫌いな人ほど協力してほしい
野良猫は、好きで野良猫をやっているわけではなく、一番はじめに人が外に出し、これだけ繁殖したという結果。
人間の手で増えた猫に罪はなく、小さな命を大事にしていきたい、命の大切さを伝えていきたいと中野さんは語ります。
そして、猫が嫌いな人ほど協力してほしい、メリットがたくさんあるから耳を傾けてほしいという。
トイレを置くことによって、猫の糞尿被害が減り、手術したらマーキングがなくなります。
雄猫がおしっこすることが激減し、ケンカも減ります。
会えば流血レベルの猫たちが仲良く一緒にいたり、縄張り争いが減ったり。
メスの争奪もなくなるので騒音もなくなります。
これからの展望としては、1匹でも多く猫を保護し、ねこ舎を建てたいそう。
1匹でも多く、小さな命を守ることで、ひいては地域が快適になっていきます。
●TNR(+M )・地域猫活動 ●里親探し
※ボランティアも募集しています。月1回程度のお手伝いでも助かります!
●代表:中野美穂
●お問合せ
【E-mail】ranran-miho(a)softbank.ne.jp
【Instagram】nyankonoouti
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【ライター:高橋 美乃梨/撮影:川崎 麻美】