学生側の災害時のリーダーを担う
金沢工業大学周辺で災害が起きた時に対応できるよう、
地域の防災力向上を目指し、金沢工業大学の学生が主体で活動しています。
周辺3町の最終避難所となっている工大。
被災した時に地域の人たちが集まります。
工大周辺には多くの学生も住んでいるので、普段から地域の方々との交流を続け、
そこで学生側の災害時のリーダーを担っていたいというSoRA。
地域の方々に声をかけて、町内の有志と共に各町内を夜回りし、地域の防災意識を高めています。
その時に集まった地域の人たちと、学生SoRAとの交流も生まれます。
日頃からちょっとでも顔を知っていたら、災害時に「これどうするの?」などと気軽に話しかけてもらえたり、安心してもらえたりする、そういう役割もあるといいます。
地域との繋がりも積極的に
市の防災訓練や避難訓練にも積極的に参加。
また防災教室では、市内5つの小学校にまわり、低学年向けにゲーム形式で防災について楽しく覚えてもらうことを行なっています。
自分たちで企画を考えていくことはとてもやりがいがあり、子どもが家で防災のことについて伝えていくことを期待しているそう。
防災教室のゲームでは、”遊びながら学ぶ”企画をどうするか悩んだけれど、最終的に子どもたちにすごく喜んでもらえて笑ってくれたり、名前も覚えてもらったりして、達成感があったという。
某喫茶店のバイト先で 「SoRAでの活動してない?」と地域の方に声をかけてもらったことも、地域との繋がりが感じられて嬉しかったそう。
自分で何かやったぞ!ということが大学で何かできることがあればと思っている。
自分から行けば行くだけ達成感が得られる、プロジェクトのやりがいがある。
という、SoRAの活動をしている理由、力強い意欲の上には、
「所属しているメンバー全員、地域の方々に知ってもらいたい。」
と、人と人とのつながりをつくること、何をするにもそこが土台、と語る学生リーダー達の地域への想いがありました。その優しい想いが接着剤となり地域はもっとつながっていきそうですね。
●夜回り 月1回 第3金曜日 ●防災訓練 ●防災教室
●リーダー:森本 裕太
●お問合せ
【E-mail】sora.pj.kit(a)gmial.com
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【ライター:高橋 美乃梨/撮影:川崎 麻美】