1万人がカウンセラーになったら、とても素敵なまちになる
野々市市と金沢工業大学の連携事業である「市民カウンセラー養成連続講座」を修了した有志で立ち上げ。
(指導は、金沢工業大学心理科学研究所の塩谷教授)
「1万人がカウンセラーになったら、とても素敵なまちになる。」
そんなビジョンを掲げて、活動6年目です。
「話すことで、放す。」
ちょっとでも、人に話を聞いてもらう。
たったそれだけで、ストレスが発散されます。
話しているだけなのに、いろんな感情が吐き出されると
前に進もうかな、と希望が見えてくる経験は誰しもあるのではないでしょうか。
昔は、大家族も多く、一家に一人、話を聞いてくれるカウンセラーの役割をしてくれた人がいたけれど、
今では少なくなり、近所の井戸端会議のようなものもなくなりつつある、と語る代表の塚本さん。
話を聞くのが上手い人は、「傾聴」と呼ばれる、「人の話を聞くやり方」を身につけています。
傾聴とは「スキル」ですので、知識を身につけ訓練すると、上手くなります。
質の高いプロのカウンセラーでなくていい。
ちょっと人の話を聞くことが上手な人。
そんな市民カウンセラー達が、野々市市で生まれ続けています。
無理せず、ほわっと、ゆっくりやろう
修了した受講生が会員となって活動をしていますが、
無理せず、ほわっと、ゆっくりやろうと、自分たちが癒しの気持ちを持てるよう心がけているそう。
定例会などでメンバーが集まる時でも、傾聴スキルを身につけたもの同士、お互いがカウンセラーになることもあり、
会って話をするということがとても良い機会になっていると塚本さんは言います。
今後は、月に1回程度、カミーノのココにいるよ、いつでも話しを聞くよ。気軽に来てね。
というカタチで「ほわっと傾聴ルーム」を設置していきたいそう。
受講生同士で、定期的に勉強会を開催し、カウンセリングのコツを思い出したり、訓練したりできるようにも活動を整えて、少しずつ癒しが野々市市に広がるように考えています。
隣の人の話に耳を傾ける。人に寄り添う。
野々市市民カウンセラーがこれからもどんどん増えていくことで、人を思いやる本物の優しさが自然とまちに充満していく未来に癒されます。
●傾聴ボランティア活動 介護福祉施設 障害者福祉施設
●勉強会 年4回
●傾聴ルーム 月1回(活動予定)
●代表:塚本茂樹
●お問合せ
【E-mail】 howatto.nonoichi(a)gmail.com
※迷惑メール防止のため、(a)になっております。送信する際は、@に変換をお願い致します。
【ライター:高橋 美乃梨/撮影:川崎 麻美】