ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品(GE)とは
特許の切れた通常の薬(先発医薬品)と有効性・安全性が同等であると認められた安価な薬です(後発医薬品とも言います)。医療機関から薬を処方されるときに、ジェネリック医薬品を選択することで、自己負担額が安くなる可能性があります。
- 注意していただきたいこと
- ジェネリック医薬品を選択しても、技術料や管理料等が加わり、自己負担額が先発医薬品と変わらないか高くなる場合があります。
- すでに使用している薬をジェネリック医薬品に切り替える場合、効能や効果・副作用などについて医師もしくは薬剤師に必ず相談してください。
- 主に生活習慣病などにより長期間服薬されている方で、ジェネリック医薬品に切り替えることができる方には「ジェネリック医薬品に関するお知らせ」を定期的に送っています。
- ジェネリック医薬品を希望する場合
- 直接、医師もしくは薬剤師に相談してください。
- 「ジェネリック医薬品希望シール」をマイナンバーカード、資格確認書又はお薬手帳に貼付けてください。
※「ジェネリック医薬品希望シール」は保険年金課(市役所1階4番窓口)で配布しておりますので、ご希望の方はお申し付けください。
オーソライズド・ジェネリック(AG)とは
オーソライズド・ジェネリック(AG)とは「許諾を受けたジェネリック医薬品」という意味です。先発医薬品メーカーから許諾を得て製造した、原薬、添加物および製法等が新薬と同一の後発医薬品や、特許使用の許可を得て、優先的に先行して販売できる後発医薬品です。英語で「Authorized Generic」と書いて、略して「AG」と呼ばれています。
一般的な後発医薬品と同様に、開発コストがあまりかからない分、先発医薬品より安い薬価がついているのでお薬代の負担が軽減できます。最近では、先発医薬品メーカー系列の会社が、全く同じ工場や生産ラインでオーソライズド・ジェネリックとして販売することもあります。先発医薬品とほぼ同一のものが安い価格で入手できますので、ご利用をご検討ください。
比較項目 | オーソライズド・ジェネリック(AG) | 一般的なジェネリック(GE) |
---|---|---|
有効成分 | 同一 | 同一 |
添 加 物 | 同一 | 異なる場合がある |
製 法 | 同一 | 異なる場合がある |
製造工場 | 同一(異なる場合もあります) | 異なる場合がある |
薬 価 | 4~5割 | 4~5割 |
令和6年10月から医薬品の自己負担の仕組みが変わります
ジェネリック医薬品があるお薬で、先発医薬品の処方を希望される場合は、特別の料金(先発医薬品と後発医薬品の薬価の差額の4分の1相当)を医療保険の患者負担と合わせてお支払いただくことになります。この機会に、後発医薬品の積極的な利用をお願いいたします。
先発医薬品を処方・調剤する医療上の必要があると認められる場合等は、特別の料金は要りません。
詳細については厚労省ホームページをご参照ください。