粟田と中林の獅子舞
粟田の獅子舞
1897年[明治30]頃に始まったことが伝えられています。
27年間途絶えていた獅子舞は、地元の豊田日吉神社(とよたひよしじんじゃ)が1977年[昭和52]に改築されたことを記念して復活しました。
獅子舞は、1年おきの10月の体育の日あたりに行われて、粟田の町内を回ります。獅子殺しの剣舞(けんぶ)を演じる『棒振り』の種類も多く、太鼓や三味線のお囃子には多くの子どもたちが参加しています。
中林の獅子舞
1890年[明治23]頃に始まったことが伝えられています。
剣舞を演じる『棒振り』は、地元で剣術の道場を開いた西村清太郎が教えました。毎年の10月に行われる獅子舞では、清太郎の記念碑の前で獅子舞が行われています。
中林には、獅子舞の日には必ず雨が降るという伝承があります。
金沢で行われていた獅子舞は、1890年頃から、野々市市をふくむ郊外の農村にあたる地域に取り入れられて、盛んに行われるようになったものと考えられています。