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地球温暖化対策に向けて ~「ゼロカーボンシティ」を宣言しました~

ページ番号:0038979 印刷用ページを表示する 更新日:2023年12月27日更新 <外部リンク>

​近年、地球温暖化が原因とみられる気候変動の影響により、国内外で自然災害が頻発しています。


地球温暖化に及ぼす影響が最も大きな温室効果ガスは、二酸化炭素です。二酸化炭素は、石炭や石油といった化石燃料を燃やしてエネルギーを取り出す際に、大気中に大量に放出されます。

衣、食、住、移動といった日常の生活の中で消費する製品やサービスについて、製造、流通、使用、廃棄といった各段階で生ずる温室効果ガスが、日本の二酸化炭素排出量の約6割を占めています。(参考 環境省「COOL CHOICE」)

脱炭素社会の実現に向けて、生活スタイルや購入する製品・サービスを見直すなど、二酸化炭素の排出抑制について一人ひとりが取り組んでいくことが大切です。

 

ゼロカーボンシティの宣言

野々市市では、「地球温暖化対策実行計画」に基づき、市内から排出される温室効果ガスの削減に向けて、市民、事業所、市が一体となって地球温暖化対策に取り組んできました。

2050年の脱炭素社会の実現に向けて取り組みを加速化するため、令和4年3月7日、令和4年第2回野々市市議会定例会にてゼロカーボンシティを宣言しました。

また、ゼロカーボンシティ宣言について、環境大臣からメッセージをいただいています。

環境大臣からのメッセージ [PDFファイル/216KB]

野々市市ゼロカーボンシティ宣言書 [PDFファイル/759KB]

ゼロカーボンシティとは

環境省では、「2050年に二酸化炭素を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らがまたは地方自治体として公表した地方自治体」をゼロカーボンシティと定義しています。

 

ゼロカーボンシティの実現に向けて

私たちにできること 

(1)デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)

「デコ活」とは、二酸化炭素を減らす脱炭素(Decarbonization)と環境に良いエコ(Eco)を含むデコ(DECO)と活動・生活を組み合わせた新しい言葉で、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、国民や消費者の行動変容、ライフスタイル変革を強力に後押しするための「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称のことです。

イメージ図「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしの10年後」

(出典:環境省 デコ活サイト<外部リンク>

(2)ゼロカーボンアクション30

環境省では、衣、食、住、移動、買い物など、普段のどのような行動が脱炭素につながっているのかを、「ゼロカーボンアクション30」としてまとめています。

アクションの中には、脱炭素を意識していなくても、普段から行っている行動もあるかもしれません。また、健康の維持や快適な生活につながる行動もあります。

脱炭素社会のために、身近なアクションから取り組んでみましょう。

 

環境省「ゼロカーボンアクション30」 [PDFファイル/554KB]

環境省「ゼロカーボンアクション30」のページ<外部リンク>

環境省「ゼロカーボンアクション30」と暮らしのメリットのページ<外部リンク>

 

環境省「ゼロカーボンアクション30」
   
1.電気等のエネルギーの節約や転換に関すること (1) 再エネ電気への切り替え 
(2) クールビズ・ウォームビズ(気候に合わせた服装と、適切な室温・給湯器温度設定)
(3) 節電(不要なときはスイッチOFF )
(4) 節水 
(5) 省エネ家電の導入
(6) 宅配サービスをできるだけ一回で受け取る
(7) 消費エネルギーの見える化(スマートメーターの導入)
2.住居に関すること (8) 太陽光パネルの設置 
(9) ZEH “ゼッチ”(建て替え・新築時は、高断熱で、太陽光パネル付きのネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
(10) 省エネリフォーム(窓や壁等の断熱リフォーム)
(11) 蓄電地(車載の蓄電池)・蓄エネ給湯機の導入・設置 
(12) 暮らしに木を取り入れる(木は調湿作用、一定の断熱性、転倒時の衝撃緩和等の特徴があり、快適な室内環境につながる。)
(13) 分譲も賃貸も省エネ物件を選択
(14) 働き方の工夫(職住近接、テレワーク、オンライン会議、休日の分散、二地域居住・ワーケーション )
3. 移動に関すること (15) スマートムーブ(徒歩、自転車・公共交通機関で移動、 エコドライブ(発進/急停車をしない等)の実施、カーシェアリングの活用)
(16) ゼロカーボン・ドライブ(再エネ・ゼロカーボン燃料とEV/FCV/PHEV )
4.食に関すること (17) 食事を食べ残さない
(18) 食材の買い物や保存等での食品ロス削減の工夫(食べ切れる量を買う、 工夫して保存し、食べられるものを捨てない、フードドライブの活用、計画性のある買い物、家庭ごみの減量、過食・飽食の抑制)
(19) 旬の食材、地元の食材でつくった菜食を取り入れた健康な食生活
(20) 自宅でコンポスト(生ごみをコンポスターや処理器を使って堆肥化 )
5.衣類、ファッションに関すること (21) 今持っている服を長く大切に着る
(22) 長く着られる服をじっくり選ぶ
(23) 環境に配慮した服を選ぶ(作られ方を確認して買う、リサイクル・リユース素材を使った服を選ぶ )
6.ごみの減量に関すること (24) マイバッグ、マイボトル、マイ箸、マイストロー等を使う 
(25) 修理や補修をする
(26) フリマ・シェアリング(フリマやシェアリング、サブスクリプション等のサービスを活用する)
(27) ごみの分別処理(「分ければ資源」を実践する適正な分別、使用済製品・容器包装の回収協力 )
7.買い物・投資に関すること (28) 脱炭素型の製品・サービス(環境配慮のマークが付いた商品、カーボンオフセット・カーボンフットプリント表示商品)の選択
(29) 個人のESG投資(ゼロカーボン宣言・RE100宣言など地球温暖化への対策に取り組む企業の応援) 
8.環境活動に関すること (30) 植林やごみ拾い等の活動

 

市の取組み

これまでの取組み例

  • 公用車に環境負荷の少ない電気自動車やハイブリッド車を段階的に導入
  • 文化会館フォルテの空調設備を電気式に更新、誘導灯をLED化、高断熱複層窓化に改修
  • 厨房機器や空調、給湯の熱源をオール電化とする小学校給食センターを整備
  • 御園小学校に太陽光パネルおよび蓄電池を設置
  • 冷暖房の設定温度の管理
  • クールビズ期間におけるノーネクタイの励行
  • ペーパーレス会議の開催
  • リモートワークの実施 など

「地球温暖化対策推進本部」と「地球温暖化対策推進員」の設置

 「地球温暖化対策推進本部」を設置し、「地球温暖化対策実行計画」の策定や見直し、点検・評価を行っています。

また、市役所庁舎をはじめとする公共施設や公用車など、市が実施する事務や事業により発生する温室効果ガスを削減するため、施設ごとに「地球温暖化対策推進員」を選出しています。推進員は、電気や燃料等の使用量を把握し、施設ごとに使用量削減のために重点的に取組むことを定め、各施設における温暖化対策のリーダーとして使用量の削減を呼びかけています。

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