ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織でさがす > 地域振興課 > 観光マップ 末松廃寺跡

観光マップ 末松廃寺跡

ページ番号:0003620 印刷用ページを表示する 更新日:2022年11月18日更新 <外部リンク>

末松廃寺跡

内容

末松廃寺は今から1,300年前に建立された北陸最古の寺院です。
1937年(昭和12)に塔心礎や金堂跡の調査が行われ、1939年に国の指定史跡となりました。

伽藍配置は法起寺式で、金堂の規模は東西19.8m、南北18.4mと飛鳥・白鳳時代においては一般的大きさですが、塔の基礎部分は一辺が10.8mと非常に大きく七重塔と推定されています。
この巨大な寺院を建立したのは、北加賀を中心に一帯を支配した「道の君(みちのきみ)」一族という説や、南加賀の豪族であった「財部造(たからべのみやつこ)」などの説があります。

1961年(昭和36)には金堂脇の水路で和同開珎銀銭が発見されました。
和同開珎は日本で最初の流通貨幣と言われ、特に銀銭は708年8月から翌年の8月までという短い鋳造期間のため貴重なものです。この発見が契機となり、史跡の公園化に向けた本格的な調査の実施が望まれるようになり、1971年(昭和46)に全国で3番目の史跡公園として整備されました。

和同開珎銀銭


ふるさと歴史館には、末松廃寺の調査をもとに復元された模型があり当時の壮大な様子をうかがい知ることができます。

末松廃寺跡復元模型

末松廃寺跡の再整備事業に伴い平成30年度に実施した発掘調査においては、「女子像が線刻された土製品」が発見されました。
この土製品は「瓦塔(がとう)」と呼ばれる、木造の塔を模して作られた焼き物の一部で、9世紀ごろのものと考えられます。
線刻されている女性は手に払子(ほっす)と呼ばれる儀式に使う道具を持ち、鼻の高い履くつをはいていることなどから高貴な人物を描き表していると考えられます。
瓦塔にこのような絵を描いた例は他になく、全国初の出土品です。

女子像の線刻された土製品の画像
(写真撮影:独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 中村一郎氏)
※画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

住所

野々市市末松2丁目地内

入場料

無料

アクセス

北陸自動車道白山インターから車で15分

JR金沢駅より北陸鉄道バスで50分末松二丁目バス停下車徒歩5分

お問合せ

野々市市生涯学習課
電話番号:(076)227-6122
ファックス番号:(076)227-6258
Email:shougai@city.nonoichi.lg.jp

より良いホームページにするために、このページの感想を聞かせてください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?