新型コロナウイルス感染症に関するメッセージ（4月8日付）

粟市長から市民の皆さまへのメッセージ

　昨日の夕刻、政府より緊急事態宣言が発令されました。新型コロナウイルス感染症は、東京や大阪などの大都市を中心に患者が急増し、クラスターの発生とともに感染源のわからない事例が増えてきています。県内においては55人の方がウイルスに罹患され、市内でも感染者が出ております。民間バス事業者の市内営業所からも感染者が出るなど、私たちを取り巻く状況は非常に厳しいものであると考えております。

　本市では、2月の終わりに新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げて、これまでに16回の会議を開催し、さまざまな対応や対策を講じてまいりました。3月3日から実施した市内小中学校の休業もその一つですが、未知のウイルスの恐怖や不安の最中にあっても、市が行ってきた対応策に市民の皆さまからご理解とご協力をいただいていることを、まずは何より感謝を申し上げる次第であります。
　昨日の対策本部会議において、児童生徒を含めた市民の安全確保を第一に考え、4月11日から再び市内小中学校を休業することにしました。また皆さまの生活を守るために、生活についての不安や、税・料金などの納付など少しでもご心配ならばご相談いただきたいと存じます。

　新型コロナウイルスに打ち勝つためには、市民の皆さまのご協力を無くしては適いません。皆さまにはこれまでと同様に手洗いやうがいを行い、咳エチケットを守るなどの感染拡大防止に努めていただくとともに、感染拡大のリスクを高める環境となる「換気の悪い密閉空間」「多数が集まる密集場所」「間近で会話や発声をする密接場面」という「3つの密」が重なった場所での行動と不要不急の外出を、可能な限り控えていただきますようお願いいたします。

　市はこれからも引き続き、国の判断や専門家会議からの提言を参考にしながら、県と連携を図り、強い危機感を持って感染症対策に取り組んでまいります。さらにさまざまなメディアを通していち早く正確な情報をお届けし、皆さまが安心して日常生活を送っていただけるように必要な手立てを講じてまいります。本市における感染拡大防止対策につきましては、市ホームページをご覧ください。
　この未曾有の事態を終息させるために、全力を尽くしていく所存ですので、どうか皆さまのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。

令和2年4月8日

野々市市長　　粟　　貴　章

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