・野々市市第一次総合計画によるこれまでの取組の成果と課題を踏まえた上で、市民協働のまちづくりを加速化させるとともに、関係人口(※1)やSDGs(※2)といった新たな視点を盛り込みました。また、コロナ禍においては社会情勢に注視しながら、新しい生活様式やニューノーマルといった視点についても検討しました。
・第一次総合計画で掲げる市民協働のまちづくりの理念を反映し、市民と職員との協働で策定しました。
(※1)移住した「定住人口」でもなく観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のこと。
(※2)世界規模で持続可能な消費や生産、気候変動対策などに取り組むため、国連が定めた2030年までの持続可能な17の開発目標。
令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 |
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策定体制の構築や基礎データの収集など、策定のための準備を進める。 | 総合計画審議会や作業部会等を開催し、基本構想について検討する。 |
基本構想を実現するための基本計画について検討する。 基本構想については議会へ上程し、議決を得る。 |
(主な内容) ・意識調査及び基礎調査 ・市の若手・中堅職員を対象としたワーキンググループの発足 |
(主な内容) ・市民ワークショップの開催 ・審議会及び作業部会にて基本構想(案)の検討 |
(主な内容) ・審議会及び作業部会にて基本計画(案)の検討 ・若者みらい会議の開催 ・パブリックコメント ・12月議会へ上程 ・製本・印刷(令和4年3月) |
※各取組の実施状況の本文中にある「グラフィックレコーディング」とは、ワークショップや会議、講演会等の様子や意見を、イラストやキーワードを用いてまとめる手法のことです。
野々市市第二次総合計画の策定について、行政だけではなく、市民の皆さんとともに進めていくために、関係団体の方、公募された市民の皆さん、市の中堅職員から構成する「作業部会」を設置しました。
作業部会では、ワークショップを通じて市の魅力や課題を整理し、基本目標や将来都市像を検討します。また、将来都市像を実現するための具体的な取組も検討しました。
回数 | 日時・会場 | 内容 |
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第1回 |
令和2年11月10日 (火曜日) 情報交流館カメリア ホール椿 |
<まちづくりの課題 ~前半~> 第1回ということで、まずは総合計画についての理解を深めた後、参加者同士で自己紹介を行いました。 その後、現在の総合計画のテーマに沿って4つのグループに分かれ、「安全・安心」「都市基盤」などテーマごとに魅力や課題を自由に出し合いました。
第1回作業部会 グラフィックレコーディング [PDFファイル/1.33MB]
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第2回 |
令和2年11月19日 (木曜日) 情報交流館カメリア ホール椿 |
<まちづくりの課題 ~後半~> 第1回で意見を出し合ったテーマごとの魅力や課題について、グループごとに分類しました。また、魅力や課題に共通するキーワードを出し合いました。
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第3回 |
令和2年12月17日 (木曜日) 情報交流館カメリア ホール椿 |
<まちづくりの基本目標・基本姿勢> 第2回で整理した課題をもとに、今後の市の目標や行うべき取組について意見を出し合いました。
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第4回 |
令和3年1月25日 (月曜日) 情報交流館カメリア ホール椿 |
<将来都市像> これまでの議論(課題・基本目標等)を踏まえて、10年後の野々市市がどのようなまちを目指すかについて話し合い、集約して将来都市像を検討しました。 |
市民の皆さんのまちづくりへの想いを自由に話し合っていただくことを目的とし、令和2年10月25日(日曜日)に「ののいち市民ワークショップ ~オンライン~」を開催しました。
Web会議ソフト「Zoom」を利用し、市民や市の若手職員ら25名が自宅や職場、情報交流館カメリアから参加しました。
参加者は3つのグループに分かれ、市民生活、環境、産業振興などテーマに応じて日頃から感じていることを話し合い、「子育て世帯と地域のつながりを作ることが必要」「学生の多いまちなので、学生の力を使ったり意見交換ができるような場所を設けてほしい」といった様々な意見が出されました。
ワークショップで出たキーワードや課題は、今後の策定過程で検討し、第二次総合計画に盛り込んでいく予定です。
ののいち市民ワークショップ グラフィックレコーディング [PDFファイル/4.24MB]
ののいち市民ワークショップのまとめ [PDFファイル/1.42MB]
野々市市の将来を担う若い世代の意見やアイデアを取り入れる機会として、令和3年7月10日(土曜日)に「ののいち若者みらいミーティング」を開催しました。
Web会議ソフト「Zoom」を利用し、中学生、高校生、大学生と市の若手職員の計20名が参加しました。
ミーティングでは、未来に向けて「やりたいこと」、「自分たちにできること」などを話し合い、自分たちでこれから取り組めることについてSDGsの視点を取り入れながら考えました。
広く市民の皆さんからのご意見をいただくため、パブリックコメントを実施しました。
野々市市第二次総合計画の策定については、野々市市総合計画審議会にて策定方針や策定手法等について審議した上で、各取組を進めています。