性の多様性について考える
人の「性」は多様です
「異性が好き」「生まれた時の性別に違和感がない」そのような人しかいないという周囲の思いこみから、幼少期から自分はおかしいのではないかと悩んだり、家族にさえ言えずに孤立している人たちが少なくありません。
性的指向や性自認を理由とする偏見や差別をなくし、理解を深めることが必要です。
LGBT(エルジービーティー)とは
LGBTとは、性的少数者(セクシュアルマイノリティ)を表す言葉の一つで、以下の言葉の頭文字をとって組み合わせたものです。性的少数者(セクシュアルマイノリティ)には、LGBT以外にも男女どちらにも恋愛感情を抱かない人や、自分自身の性を決められない・分からない人など、さまざまな人たちがいます。
Lesbian(レズビアン) 女性の同性愛者
Gay(ゲイ) 男性の同性愛者
Bisexual(バイセクシュアル) 両性愛者
Transgender(トランスジェンダー) からだの性とこころの性が一致しないため、違和感を持つ人
SOGI(ソジ)とは
性の多様性を表すときに使う言葉で、次の言葉の頭文字をとって組み合わせたのもです。これらは、すべての人に関わる大切な性の要素です。
SexualOrientation(セクシュアルオリエンテーション) 性的指向
恋愛感情などの関心、興味がどの性に向いているかで決まる性です。
GenderIdentity(ジェンダーアイデンティティ) 性自認
自分が認識する性。自分がどの性別であるか、またはないかということについての内面的・個人的な認識を言います。
気をつけたい言葉
・「彼氏」「彼女」「旦那」「奥さん」など→恋愛対象は異性だけとは限りません。「恋人「パートナー」など、性別に中立的な言葉に言いかえましょう。
・「ホモ」「レズ」「オナベ」「オネエ」→差別、不快用語となります。
もし当事者から打ち明けられた(カミングアウトされた)ときは
あなたを信頼しているという証です。まずは話してくれたことに感謝の気持ちや、感じたことを素直に伝え、相手が望んでいることを聞いてみましょう。本人の了承なく、その人の性的指向や性自認について暴露すること(アウティング)は絶対にやめましょう。カミングアウトされて悩んだときは、相談窓口を活用してください。
当事者かもしれないと思ったときは
あなたは一人ではありません。仲間、理解してくれる人が必ずいます。もし、辛いときは下記のような相談窓口もあります。
相談窓口
人権相談
・法務省金沢地方法務局 076-292-7808 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(祝・休日は除く)
・みんなの人権110番 0570-003-110
・子どもの人権110番 0120-007-110
・性的指向及び性自認を理由とする偏見や差別をなくしましょう(法務省)<外部リンク>
こころの相談
・石川県こころの健康センター(電話及び面接相談) 076-238-5750 月曜日~金曜日 8時30分~17時15分(年末年始・祝日は除く)
・こころの相談ダイヤル 076-237-2700 月曜日~金曜日 9時~12時および13時~16時(年末年始・祝日は除く)
啓発リーフレット
「いろいろちがってみんないい 性の多様性について考える」 [PDFファイル/2.48MB]