広報野々市平成28年10月号写真アラカルト
平成28年度 新嘗祭 献穀田御抜穂式
9月17日(土曜日)、藤平田一丁目にある千田努さんの水田にて、平成28年度新嘗祭献穀田御抜穂式が執り行われました。会場には谷本県知事や粟市長をはじめとする約70人の参列者が集い、式典終了後には直会も行われました。
新嘗祭とは毎年11月23日、天皇が新米を天地の神に供え、収穫に感謝して食する宮中行事です。その米を育てる「献穀田」が今年、20年ぶりに野々市から選ばれ、5月末に御田植式が執り行われました。
そして今回は、田植え以来千田さんの手によって大切に育てられ、たわわに実ったコシヒカリを収穫。御田植式で早乙女を務めた10人の中学生が今度は刈乙女(かりめ)となり、稲を丁寧に1本ずつ手で抜き取りました。千田さんは「今年は梅雨の小雨と7月の高温が続いた年でありましたが、稲は順調に生育し、実りの秋を迎えることができました」と収穫の喜びを語りました。
収穫された米のうち5合分が10月下旬、皇居にて行われる献納式で千田さんから天皇、皇后両陛下へと献上される予定です。