雨水浸透貯留施設の設置費補助制度

ページ番号：0044375 印刷用ページを表示する更新日：2023年9月1日更新＜外部リンク＞

雨水浸透・貯留施設の必要性

【昔と現在の雨水の状況】　

　昔は田畑が多く、雨水は地面にしみ込んでいたため、河川へ流れる量はそれほど多くはありませんでした。しかし今は、開発が進み、建物やアスファルト舗装が増えたことにより、地面にしみ込む雨水の量が減り、一気に道路や河川へ流れるようになりました。特に短時間に大量の雨が降ると、浸水被害が発生したり、河川が氾濫したりしています。

都市化の進展

【治水対策（流域治水）】　

　雨水浸透施設や貯留施設の設置により、住宅等の敷地に降った雨水を、河川などに直接流さないことで浸水被害の軽減を図るとともに、貯留した雨水を有効活用することなどで水環境の保全にもつながります。

　この制度は、建築物の敷地に、雨水浸透ます、浸透管や貯留タンクを設置する費用や、公共下水道切り替えにより不要となる浄化槽を雨水貯留施設に転用するための工事費などについて、その一部を補助するものです。

　治水対策には、多くの市民や企業の皆さんのご理解・ご協力が必要ですので、ご検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。

・流域治水＜サイト内＞

・野々市市地下水保全計画＜サイト内＞

雨水浸透・貯留施設の種類

施設説明イラスト

【補助制度の対象施設】

(1)浸透ます・(2)浸透管

　屋根に降った雨水を地下に浸透させる施設。地面にしみ込んだ雨水は地下水になり、地盤沈下の抑制にもなります。

(3)貯留槽（浄化槽転用）

　下水道接続により不要になった浄化槽を転用して、屋根に降った雨水を貯める施設。家庭菜園の散水や、災害時のトイレの水などに使用することができます。

(4)貯留槽（タンク）

　貯留槽（タンク）を設置して、屋根に降った雨水を貯める施設。家庭菜園の散水や、災害時のトイレの水などに使用することができます。　

※補助制度の対象施設以外に、透水性舗装（コンクリート、アスファルト、平板ブロック）、浸透側溝、砂利敷きや、緑化（張芝、花壇、家庭菜園、グランドカバー）などがあります。

補助の概要

（補助対象者）

　野々市市公共下水道計画区域内の、土地・建築物（敷地面積が1,000平方メートル未満のものに限る。）の所有者、または使用者のうち、市税を完納している方。

（補助対象区域）

・野々市市公共下水道計画区域 [PDFファイル／641KB]]

（補助金交付の対象としない事業）

・雨水浸透施設等の設置に関し他の補助金の交付を受けている事業

・国、地方公共団体その他これらに準ずる団体が行う事業

（補助金の額）
施設名	補助率	補助金の上限額
雨水浸透ます	施設整備費の 3分の2	・口径または内法 150 mm ～ 200 mm未満：3,000円/個・口径または内法 200 mm ～ 300 mm未満：4,000円/個・口径または内法 300 mm ～ 350 mm未満：15,000円/個・口径または内法 350 mm以上：22,000円/個
雨水浸透管		口径 75 mm以上：3,000円/ｍ
雨水貯留槽（浄化槽転用）		10万円/基
雨水貯留槽（タンク）		・容量100～200リットル未満　：2万円/基・容量200～1,500リットル未満　：3万円/基・容量1,500リットル以上　：10万円/基