田んぼダムの取り組み
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令和5(2023)年6月9日
当ページ内の一部の表現について、見直しを行いました。
流域治水の取り組み
近年、全国各地で頻発している豪雨などにより、本市では国が推進する「流域治水」に、関係者の皆さんと協働で取り組んでいく必要があると考えています。
この「流域治水」の一つに「田んぼダム」の取り組みがあり、田んぼが元々持っている水を貯める機能を利用し、大雨時に一時的に水を貯めることで、被害を軽減する治水対策です。
田んぼ1枚当たりの治水効果はわずかでも、皆で「田んぼダム」に取り組むことで効果が期待できます。ただし、この取り組みには、農地の所有者や耕作者の皆さんのご理解・ご協力が必要不可欠です。
<詳細はこちら>
・流域治水(サイト内)
【令和4年8月の大雨による道路冠水状況】
田んぼダムとは
田んぼダムは、防災・減災に貢献する取り組みとして、田んぼが持つ食料を生産する本来の機能に加え、田んぼに降った雨水を一時的に貯留しながら時間をかけて排水することにより、下流域における急激な増水を抑制することで、洪水被害を軽減することが期待できます。
【令和4年度の実証実験時に水田に設置した看板】
田んぼダムの治水効果
本市において、田んぼダムの実施可能性を探るため、令和4年度の稲作中、3箇月間にわたり、「ちょいちょい田んぼダム」と銘打ち、実証実験を行いました。その結果、豪雨時において一定の治水効果が確認されました。
<詳細はこちら>
・田んぼダム実証実験結果(要約版) [PDFファイル/1.16MB]
実証実験時の田んぼダムの様子
【押野一丁目地内】
排水量を抑制するため、塩ビ製異形管を排水口に差し込み、直径100mmから50mmに絞った状態。
白い箱などは、実証実験のために設置した「水位計」及び「雨量計」であり、田んぼダムの実施時には使用しません。
【郷二丁目地内】
排水量を抑制するため、加工した板を排水口に設置し、直径125mmから50mmに絞った状態。