「花と緑 ののいち 椿まつり」とは?
野々市市は、昭和49年6月19日に市花木を「椿」に制定しました。(当時は野々市町)また、「椿」を通じて新しい共同社会づくりを目指す「愛と和の都市宣言」を併せて制定しました。
「花と緑 ののいち 椿まつり」は愛と和の市民憲章に謳われている「郷土を愛し緑豊かな住みよいまちづくり」を推進するため、市花木に指定されている「椿」を介して各種行事を開催し、文化的な潤いのある地域環境の創出に寄与することを目的として、平成2年3月開催を第1回として現在も開催されています。
町花木「椿」(当時)
古い歴史と文化を育んでいる野々市町には、身近にあって、生活に融けこんでいる椿が多くみられます。
椿は先人が「椿十徳」※1で讃えているように、無駄なところが少しもない木です。町ではこの木の徳こそ、花と緑と和の町づくりに最もふさわしい木として、町花木に指定しました。
この椿の中には、淡い朱鷺(とき)色の「野々市」※2と名付けられた古木があり、秋から花を開く極早咲きの上品な椿で、昔から生け花として親しまれています。
※1「椿十徳」
椿には
- 不老
- 公徳
- 相互一致
- 謙遜
- 清浄
- 矜持(きょうじ)
- 常緑不変
- 操節
- 奉仕
- 厚生
という十の徳がある。
(資料:野々市市第一次総合計画より)[PDFファイル/422KB]
- 花 ごく淡い朱鷺色
一重咲き、筒咲き(ややラッパ咲き)
筒しべ(小輪) - 花期 9月から4月
- 葉 楕円形中型
- 樹 立性で強健
1950年頃に石川つばき同好会が命名
補足:市花木「椿」は椿「野々市」を指定したものではありません。
椿まつり開催の経緯
昭和62年12月に行った市町村調査により、全国で92市町村が「椿」を指定花木にしていることが判明しました。
そんな中、地域間で交流を望む声が高まり、野々市町(当時)が中心となって、「椿」を媒体とした地域間交流を目的とした「第1回つばきフォーラム」が平成2年3月23・24日の両日で開催されました。
フォーラムには全国から12自治体の代表60名が参加し、基調講演をはじめ、地域間交流会議等が開かれ、各市町村が取り組んでいる実情が紹介されました。意見交換会では、さらに多くの自治体に参加を呼びかけ、フォーラムを今後継続していくこと
を確認しました。(のちの「全国椿サミット」)
フォーラムに併せた3月24・25日の両日で「第1回 花と緑 ののいち 椿まつり」が開催され、椿を題材にした展示や苗木の販売などが行われました。
現在も、椿まつりは野々市市の春の祭典として市民の皆さまや椿愛好家の方々に親しまれています。
椿まつりへのご案内
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