野々市市は、北部にIRいしかわ鉄道が東西を横断し、東部には北陸鉄道石川線が南北を縦断しており、国道157号には複数の路線バスが東西を横断するなど、他市間との交通には比較的便利と言われています。
しかし、それらの鉄道や路線バスを利用するにも、駅やバス停までの移動手段となる路線バスの本数が少ないか運行自体が無い場合があり、公共交通が利用しづらい状況でした。
また、役所をはじめとした公共施設へ行くにも自家用車を持たない人には不便という話も聞かれました。
このようなことから、市では次のことを目的としてコミュニティバスを運行しています。
地域間の移動を促し、住民活動の活性化を図るため、交通の不便な地域から鉄道駅・公共施設へのアクセスを図ります。
移動制約者の外出意欲を高め、寝たきり予防策の一助となることを期待します。
自家用の車利用者が、公共交通を利用していただくことにより環境負荷の軽減を図ります。
これらの目的を達成するため平成15年9月1日からコミュニティバス『のっティ』は運行を開始しました。以来、より便利で快適な運行システムを構築するため、現在も、利用実態調査や利用者の皆さんの意向を尋ねるアンケート調査などを実施し、各種調査結果を踏まえて、少しずつ改良を重ねています。
野々市市のコミュニティバス『のっティ』とは
愛称は、平成15年当時、広報やホームページの公募により寄せられた案の中から審議検討を行い、コミュニティバスに相応しい愛称として『のっティ』と決定しました。
『のっティ』とは「ののいち」と「コミュニティ」を組み合わせた言葉であると共に、皆さまに気軽に乗っていただけるよう、「乗って、いいバス」という意味も込められています。
車内への危険物の持ち込み、泥酔された人のご乗車はお断りしています。また、盲導犬・介助犬を除くペットについては、キャリーバッグやケージに入れたうえでご乗車ください。
快適で安全な『のっティ』運行のため、皆さんのご協力をお願いします。